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ASTD 2011 (Orlando, Florida) 訪問記

ASTD 2011 (Orlando, Florida) に参加しました。今年のASTDは、5月22日-5月25日、米国、フロリダ州のオーランドで開催されました。メインテーマは、『Learning to Lead(リードするための学習)』。

今年は、韓国、中国、インド、中東諸国からの参加者が多かったようです。確かに会場で目立ってました。

韓国からは、451名の参加者で、サムソン電子、現代起亜自動車等の財閥、韓国の大学でのEラーニング導入事例等が注目されました。日本からは、日立、富士通などから、事例発表が行われました。

5月24日夜にはASTD Celebrationということでユニバーサルスタジオ・オーランドで盛大なパーティーがありました。参加費が別途100ドル程。

私は主にモバイルラーニングやソーシャルラーニングのセッションを中心に参加しました。モバイルラーニングの最も大きなメリットは、場所や時間を気にせずに行うことができること。これはeラーニングが登場した際にも言われたことですが、実際には、かなり場所や時間が制限されてました。スマートフォンやタブレット、Wi-Fiなどの通信手段の普及でやっとそれが実現されるようになってきたように思います。

それにともなってインストラクショナル・デザインに大きな影響が出ているように思います。モバイル端末での学習コンテンツはコンパクトさとエンターテイメント性が要求され、また、製作者もモバイル端末の持つ機能をうまく利用する必要があります。いよいよ楽しみです。

(注)ASTDは、1944年に設立された非営利団体で、世界中の企業や政府等の組織における職場学習と、従業員と経営者の機能性の向上を支援することをミッションとした、訓練・開発・パフォーマンスに関する研究や実証を行っている会員制組織。

参加者の出身国

EXPO会場内

BlackBoardのブース

カンファレンスルーム

講演後のQ&A

海外からの参加者向けエリア

ベトナムからの参加者?