目的を決める
何を覚えてほしいか(何を伝えたいか、何を覚えてほしいか、何を測定したいか)を整理します。
対象者を決める
誰に伝えたいのかを決めます。対象者によって前提となる知識が変わり、テストのレベル(合格率)に影響します。
テストのレベルを決める
テストのレベルは、合格点と合格率を想定することで決まります。
自分の想定する対象者が、どの程度の割合で、どの程度の点数をとることができるかを決めておきます。
テストスタイルeラーニングは、設問を通して考え、解説を読んで知識を習得すること、学習する意欲をより高めてもらうことが目的ですから、ある程度正解できるレベルがよいと言えます。
※例えば「80%正解で合格とし、対象者の8割が初回60%以上・2回目以降80%以上正解できる」など。
テストの実施方法を決める
テストの実施方法にはいろいろあります。
例えば、紙で実施するテストのように、全ての設問に回答してから採点して正解や解説を見せる形式や、1問回答するごとに正解や解説を見せるドリル形式、最後まで実施した後に間違った設問だけを再度チャレンジする形式もあります。
目的に応じて、どのような実施方法にするかを決めます。
設問のカテゴリを決める
学習目標が決まると出題範囲が明確になりますので、設問のカテゴリを複数決めます。
カテゴリを決めておかないと、何をテストしたいのか、意図不明になったりしがちです。
設問のレベルを決める
論述式か選択式か、といった設問の形式でレベルが変わります。論述式のほうが、選択式よりも難しいと言えます。
さらに、選択式のなかでも、選択肢を読んで考えればわかるようにすれば簡単になりますし、迷いやすい選択肢を用意すれば難しくなります。(この場合、学習者が迷いやすいポイントを把握する必要があります)
また、設問の数によってテストのレベルが変わるため、設問のレベルも影響を受けます。
結果の表示
テストの終了時、何をどのように表示するかを決めます。テストの目的に応じてランキングやグラフ、メッセージなど表示する内容が変わります。
分析・評価方法を決める
何を評価・分析したいのかを最初に決めておくのが大切です。
ここまでで、設問を作成する準備が整ったことになります。
設問を作成するときには、注意が必要です。