GfKの調査は次のように述べています。
「マルチプル・デバイスは生活の必須の道具であり、それらを切り替えて利用することが一般的になっている。英国と米国の両方において、オンラインの60%以上の大人が少なくとも2つのデバイスを毎日使っている。米国人の25%と英国人の20%は3つのデバイスを利用している。両方の国において、40%以上の人が、あるデバイスで活動を開始し、別のデバイスで活動を終える。」
これに加えて、現在は一人当たり2.9台のデバイスを持っているという事実があります。2017年には5.2台となるという予測もあります。保有デバイスはスマートフォンが85%、ラップトップが65%、タブレットが48%です。
電話、タブレット、ラップトップや他のモバイルデバイスでコンテンツにアクセスしたいと思う学習者が増えるにつれて、その目標は、必要な時に使えるコンテンツを如何に作るか、ということになっています。これは制作や開発だけでなく、テストやコースウェアの配信をも含みます。
a. Multi-device eLearning Development
デバイス、ブラウザ、メーカーやその他のパラメータやその組み合わせ利用が普及する中で、eラーニングデザイナーと開発者は、優美に作られたコースをデバイスに応じて退化させたり、進歩させたりしなければなりません。マルチデバイス/レスポンシブルデザインの出番です。
しかしながらレスポンシブ・デザインは明確ではなく、大きな問題を引き起こしかねません。より簡単な開発ソリューョンをお探しの方のために、我々のHTML5ベースのレスポンシブeラーニング開発(FRED)は真のマルチデバイス/レスポンシブである学習コンテンツを作ることができます。
b. Multi-device Testing
今、異なるブラウザ、メーカー、モデル、サイズ、OS、接続モードとプラットフォームはコースウェアのテストを非常に重要なものにしています。
デバイス-OS-ブラウザの組み合わせの膨大な数とテストパラメータの組み合わせは、テストプロセスを非常に複雑にしています。
さらに、現実の環境での、実際のデバイス上のテストと、シミュレータやエミュレータによる適したハードウェア上でのテストが強固さと高品質を維持するために必要です。
c. Responsive LMS
テクニカルな面だけでなく長期間のメンテナンスとサポート面からも学習管理システムがレスポンシブ・デザインであることが必須です。それは、1つにはマルチデバイスで利用可能なeラーニングを配信するためであり、また、各デバイスやセットのバージョン毎に開発し保守するよりずっと容易だからです。